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警告!
「ティーカッププードル」という犬種は存在しません!

                

最近、「ティーカッププードル」という犬種が話題です。
当店でもお問い合わせが多いのですが、実はこの「ティーカッププードル」という犬種は、この世に存在しません。犬の血統書を発行する機関、ジャパンケネルクラブhttp://www.jkc.or.jp/で認めているプードルはスタンダード、ミニチュア、トイの3種のみです。
確かめたい方はJKCへ今すぐ電話しましょう(03-3251-1651、土日休)。丁寧に教えてくれます。
では、なぜ存在しない犬種名がここまで広まっているのでしょうか?


流行で小さい子を要望される方が多いため、小振りな子犬は値段が上昇します。
なぜ価格が上がるかといえば「その値段でも買う」という人がいるからに過ぎません。

不良ブリーダー、ショップはこの価格上昇気配を狙います。
小さい子であれば値段が高くても買う人がいるのだから、これを「希少価値のある犬種」として売り出すことによって、異常な高価格をつけるのです。
消費者心理として、「高い値段のものは無条件でよいもの」という心理を持ってしまいがちなので、異常な値段でも購入する人が後を立たないわけです。

そこで無理やり生み出した「希少価値のある犬種」についた名前が「ティーカップ」です。
ところで、この「ティーカップ」という名前ですが、今でこそ平然と使われていますが、なんか変な名前だと思いませんか。小さいなら「ミニ」とか「スモール」とか「プチ」でしょう。
私は一番最初に聞いたときにはものすごく違和感がありました。
実はこの命名の裏にはとんでもない悪知恵が隠されていることをご存知でしょうか?

「ティーカッププードル」と名づけて販売している悪徳業者は小さいトイプードル(時には未熟児を)を、勝手にそう呼んで高値で販売します。しかし、純血種ですから血統書にそう明記されなければなりません。「ティーカッププードル」だから60万円の高値で購入したのに、血統書に「トイプードル」と書かれていたら、後々金銭的なトラブルになってしまいます。

ところで、「トイプードル」は血統書にはどのように表記されるかご存知でしょうか?
血統書の左上に犬種名が書かれますが、ここにはトイプードルの場合このように表記されます。

 犬種名=poodle
 登録番号=PT-

犬種名ではプードルとしか表記されず、「トイ」か「ミニチュア」かを見分けるには、登録番号の始まりを見ます。ここが「PT」であればPoodle Toy」、つまりトイプードルとなるわけです。
「ティーカッププードル」は「小さいトイプードル」でしかないのですが、血統書上「PT」となります。

これならば、本当はトイプードルだけれども、「このPTは、『Poodle Teacup(ティーカップ)』だ!」と後々こじつけて、いいわけできるわけですね(とんでもないですね)。

要するに「PT」に無理やりこじつけてできた言葉が、「ティーカッププードル」なのです。
賢明なみなさまは、このような詐欺的な悪知恵にどうかひっかからないようにお気をつけくださいね!


2003/10/18
ワン!ズダイレクト(www.wansdirect.jp)担当 滝井